2017/07/06

「打ち加減」と「鳴り処」 ~Crisp Sound~

パーカッショニストの多くはカホンを演奏する際に、カホンのほかのハンドパーカッションの奏法を応用しており、ジェンベ・コンガ・パンデイロ・ダラブッカ・タブラなど、さまざまな民族打楽器の奏法を自在に使っています。

コンガを例に取ってみますと、基本奏法が主に5種類あり、打面への掌と指の当て方を使い分けています。また楽器によって皮の厚さや張り具合が異なるので、それぞれの打面に合わせて、手の当て方を微妙に調整しています。


カホンの打面も、モデルによって硬いものや柔らかいもの、厚いものや薄いものなど少しずつ違うので、気持ちいい音を鳴らすための打ち方が異なります。
つまり、カホンでいい音を鳴らすためには、コンガやさまざまな民族打楽器と同じように『それぞれの楽器にマッチした打ち方を探す』ことが重要です。

ご自分の使い慣れたカホンで、一番いい音が鳴るポイントを探してみましょう。ポイントが見つかったら、同じ音が続けて出せるように手の当て方や腕の振り方を変えて、いろいろ試して下さい。ベストフォームがみつかって、カホンを演奏する楽しさが一層増しますよ。



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